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2005.06.12 プーだからできる!世界一周旅行第一弾C
 バジェットトラベルの実践記録を写真と日記で紹介します
BudgetTraveler's WORLD
コストパフォーマンス重視の個人旅行




いやあ、買っちゃいました、世界一周航空券。各種税込みでちょうど20万バーツでした。
これを高いと見るか、安いと見るかは評価の分かれるところですが、
こんな旅は、ぷ〜だけの特権なので、今年は楽しんじゃうことにします。
でも、ヨーロッパは物価がたけえ!!





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本日のお宿スカンディックまでは、空港から1km・・と書いてあったので奮発してタクシーで行くか?とか思ったけど、到着ロビーにエアバスが停まっていたので、それを利用する。僅か数分しか乗らないのに、45クローネは高いだろう。
ここでも一応、ヒルトンゴールドカードを出してみるが、何もなし。お部屋はちょっとソファが豪華かな?キングサイズのベッドは、シングルを2つくっつけたものです。(ってことは、シングルだったら、狭すぎ!)
  
ホテルにはサウナが付いているらしいが、予約制を取っているとのことで、面倒くさいので利用せず。夜の10時ごろになって小腹がすいた。ルームサービスはなし、ホテルのレストランはかなりお高いので、外へでるも、ここは市の中心から離れており、いくつかあるスーパーやショップはだいたい10時に閉まったところだった。このまま飢え死にするか?と思ったところでバーガーキング発見。幸い11時までの営業だったのでここで食す。
帰りはもう11時頃だったが、当然外は明るい。部屋に戻っても「寝よう」っていう考えすら起こらないかんじ。太陽が最も低いと思われる深夜12時半頃にもう一度外へ出て散策。理屈的には太陽高度は3度程度だから、ちょうど夕焼けって感じかな。
 
その時に撮った写真が上の2枚。どちらも夜中の1時前ですよ。全然、明るいです。ちょっと夕方で薄暗いかなあ・・・程度。理屈よりも実際にはもうちょっと高くに太陽がある気がしました。これを見にここまで来たんだなあ、と思いながら、外が明るいから寝る気にならないし、かといって深夜1時近くに店が開いている訳もないし、することもないし暇だなあ、となってしまう。

夜なかなか寝なかったせいで翌朝は9時の目覚ましに飛び起きる。物価高のこの国では、フリーの朝食をしっかり取らなかったら、死活問題だ。ということで、早々にシャワーを浴びてレストランで朝食を。食パンが硬いのと目玉焼きの焦げが苦いのが気になったけど、概ねOK。パン食は腹の持ちが悪いから不本意だけど、仕方がないので食いだめ。どうせ昼過ぎに空腹になるだろうけど。

ノルウェーでは、別にこれといってやることを用意していないので、のんびり待ち歩きや、ハイキング、橋渡りなどを楽しんだ。トロムソの町があるトロムソ島とスカンジナビア半島を結ぶ、トロムソブリッジだ。
  
ノルウェーでは、沿岸を大型船が行き来するため、橋は全部こんなふうに背の高い作りになっているのです。

街からホテルまで、徒歩1時間弱。行きはバスに乗ったが帰りは歩いてみた。ホテルは街からは離れているが、周辺はスーパーの密集地になっており、また空港が目の前!なので、こんな飛行機の離着陸が間近に見えちゃうのです。
 


翌日、カバンに2泊分の着替えだけを入れ、大きな荷物をホテルに預けて、ボード−へ旅立つ。荷物が少ないのでホテルから空港までは歩いた。わずか15分。2階建ての、ロッジのような空港。SASは有人チェックインカウンターが存在せず、すべてセルフチェックイン機での操作となる。
 
預ける荷物もないので座席指定して搭乗券を受け取る。ここヨーロッパではセキュリティチェックがかなり甘い。航空券を持っていない人でも搭乗ゲートまで何の問題も無く行かれるし、日米ではかならず金属探知機に僕のベルトは引っかかるのだが、ヨーロッパではまったく引っかからない。金属の探知レベルも随分下げているに違いない。コンピュータもカバンの外に出す必要がない。楽でいいけど、やっぱりちょっと不安。アメリカのように、とは言わないまでも、もうちっとしっかりセキュリティチェックをして欲しいな。

ボーディングが始まって、機内の座席に着くと、「デジカメの忘れ物が・・。」とのアナウンス。まさか! ・・な、ない! なんと、デジカメの忘れ主は私だった。なんたる失態。クルーに申し出ると、「あなたのデジカメの特徴は?」と聞かれたので、「えーっと、クリエのロゴが入ったソニーのケースに入っている、ライカのロゴが入ったパナソニックのデジカメ。」と答える。「なにか特別な特徴は?」と聞かれるので「特に無い。」と答えると、「ホント?」と聞き返され、実物を渡される。クルーの言う特徴とは、ANAのストラップのことだったらしい。
トロムソからボードーなど、ノルウェー国内線の多くは、SASがブラーセンのブランド名で便を飛ばしています。機内ドリンクも有料です。せっかくCブッキングなのに、残念です。
 
離陸直後、トロムソ島の全体像が見渡せました。ちなみに、右手写真の一番奥がスカンジナビア半島です。

ボードーに着くと、生憎の雨。空港から市街まで徒歩20分とのことだったので、バリバリ歩くつもりでいたのに、突然の雨と、目の前の路線バスの誘惑に負けてバスに乗ってしまった。23クローネだって。高すぎだし。結局バス停3、4つで街につき、本日のお宿ラディソンSASにチェックイン。真っ黒な外観のちょっと変わったホテル。
  

ボードーでもやらなきゃいけないことはほどんどなく、のんびりと待ち歩き、そして町外れの高台まで往復1時間強のハイキングにでかける。

時間に追われる観光旅行じゃなく、生活している人と同じスピードで町を歩いているので、いろんなものが見えてきます。ボードーは、トロムソよりややこじんまりとした街で、生活水準もトロムソよりちょっと低そう。でも、その分、街の中心は歩きやすい。トロムソでは集団住宅を結構見かけたが、ボード−ではほとんど一戸建て。散歩道を歩いていて、びっくりしたことが2つ。
1つめ、タンポポがでけえ。半端なくでけえ。大げさじゃないよ。この証拠写真をご覧下さい。

タンポポの大きさ、推定1m。ちなみに、左下に見えるのは、ファンタの500mlペットボトルです。どうです?比較にならない大きさでしょ。まさに、おばけたんぽぽです。
そしてもうひとつは、ナメクジがでけえ。そして黒い。こちらは、証拠写真の掲載は控えます。

町外れのハイキングロードは、しっかり舗装されている急な坂道。でもこれを10〜15分歩いて登れば、ほーら、街を一望です。
  
こんなところからボードーの街を眺めた経験のある日本人も数少ないことだろう。

帰り道、素敵な田園風景を通過する線路を発見。列車のダイヤを確認して、列車の通過を待ちました。
  
どうです? 栗原さんも海外へ出かけたくなったでしょ?

翌日は、午前中に航空博物館を見学する。
 

 
ウイングごとに、コマーシャルとミリタリーに別れて展示されていますが、明らかにミリタリーの方が凝っています。大戦モノとか、かなりリアルです。私にはちょっと残念。ちなみに、ノルウェー語オンリーの表記がほとんどで、英語表記が少ないのも念でした。

午後はいよいよ沿岸急行船に搭乗です。ボードからトロムソまで、ちょうど丸一日。キャビン代その他もろもろ込みで、35000円しました。たけー! でも、折角なのでちょっと奮発して、旅行前に予約を入れておきました。今日のシップは28000tの小型船です。それでも結構大きいですが、やっぱり小型船だけあって結構ゆれます。船に弱い方は無理でしょう。

沿岸急行船、発見。

思ったよりも大きくないけど、迫力あるぅ。

ボードーで降りる客を待ってから乗船。

部屋が狭いのでトランク置きがあります。

下の方はずら〜っと個室が。

いちばん安いキャビン。2段ベッドです。

ラウンジやカフェが何箇所かにあります。

カフェはまあまあ良心的なお値段。

安キャビンは窓なしなのでカフェで。

船に乗ってしばらくして、またもや雨が降りだす。しかし、この景色を見ないわけにはいかない!ということで、かなりの時間デッキに出て、景色を観察していました。
 

 

さらに、日本では今年は6月20日が夏至だったはずなのだが、ヨーロッパでは25日が夏至(Midsummer)らしく、24日の深夜には、Midsummer-eve記念でこんなものが配られました。ポーリッジ(お粥)とありますが、そんな感じはせず、甘くて美味しかったです。
  

この沿岸急行船は、ノルウェーの南部ベルゲンから、ノースポールを越えてヒルケネスまで、往復11日間かけて走ります。
途中小さな町では数十分、大きな町では数時間の停泊時間があるので、暇な人は観光にでかけます。船内ではこんな感じで、次の停泊地での観光案内をしていて、有料ですが、ツアーやアクティビティも組まれています。


ちなみにこの沿岸急行船は、ノルウェー沿岸の小さな街に様々な物資を運び届けるのがおおきな仕事。なので停泊時間は、観光客のためにあるものではなく、この物資の上げ下ろしにかかる時間なんです。よって自動的に小さな街での停泊時間は短く、大きな街では長くなるわけです。

この沿岸急行船はかなり日本でも有名なので、さぞかし日本人のシルバー層がいるだろうと思っていたのが、結局船内で日本人には会わず、出会ったアジア人も中国人の夫婦1組だけでした。というより、ノルウェーではほとんど日本人に会いませんでした。韓国人、中国人は街中で結構みかけたんですけどね。

キャビンでうとうとしていたら、館内アナウンスがありました。景色がいいからデッキに上がって見ろ、だって。
  
生憎のお天気でしたが、雲が降りていることがさらに景色を神秘的にみせており、とても楽しめました。晴れの日は全然違った表情をみせるんだろうなあ。

目覚めは10時半。朝ごはんの時間に起きられませんでした。まあ、朝食ビュッフェも高くてどうしようか悩んでいたところなのでちょうどいいです。カフェで魚の載ったオープンサンドとコーヒーを注文。52クローネだから、朝食ビュッフェの約半額で済みました。
いよいよ、午後2時半、トロムソに到着。名残惜しいけれど、楽しい楽しい船旅も終了です。船酔いの心配さえなければ、ぜひとも両親に乗せてあげたい、貴重な船旅でした。
  

さて、本日のお宿はグランドノルディック・・のはずが、チェックインをしたら、今日はオーバーブッキングなので、あなたの部屋はラディソンSASの方で用意した、とのこと。ホントだったらクレームを入れてもいいのですが、ラディソンの方が明らかに格上のホテルなので、黙って受け入れました。
  
このホテル、お部屋はやや狭くて残念ですが、サウナが素敵。利用に際して予約も必要ないし、サウナルームからこの眺望。さらに、日焼けマシーンルームまで無料で完備です。ありがたや、ありがたや。(でも夜8時に閉まるのは早すぎる・・。)

やらなきゃいけないことは特に無いので、お隣のピザ屋の食べ放題で遅めの昼食をすませ、山越え散歩道をのんびりと、先日泊まっていたスカンディックホテルまで荷物を取りに行く。帰りも歩いてもいいかなあ、なんてちょっぴり思ったけど、荷物があるのでバスで帰宅。

なんだかんだしていて午後8時を過ぎて、街へ出ると、すでにほとんどの店が閉まっているではないか。島の反対側のスーパーは10時まで開いてたのに、街の中心街は金曜日だというのに8時閉店がほとんど。かろうじて9時ちょい前に9時までオープンのスーパーを見つけて買い物を済ませる。その後、バーガーキングで夕食を取って帰ろうとするとき、ドアに防犯用シールが貼ってあるのに気づく。通過した人の身長がわかるようにメモリが貼られているのだ。ただし、目盛りの一番下が170cm。この国って一体・・・。私がこのシールを使って自分の身長を測っていたら、通りすがりの観光客に笑われた。


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