本日のお宿スカンディックまでは、空港から1km・・と書いてあったので奮発してタクシーで行くか?とか思ったけど、到着ロビーにエアバスが停まっていたので、それを利用する。僅か数分しか乗らないのに、45クローネは高いだろう。
ここでも一応、ヒルトンゴールドカードを出してみるが、何もなし。お部屋はちょっとソファが豪華かな?キングサイズのベッドは、シングルを2つくっつけたものです。(ってことは、シングルだったら、狭すぎ!)
ホテルにはサウナが付いているらしいが、予約制を取っているとのことで、面倒くさいので利用せず。夜の10時ごろになって小腹がすいた。ルームサービスはなし、ホテルのレストランはかなりお高いので、外へでるも、ここは市の中心から離れており、いくつかあるスーパーやショップはだいたい10時に閉まったところだった。このまま飢え死にするか?と思ったところでバーガーキング発見。幸い11時までの営業だったのでここで食す。
帰りはもう11時頃だったが、当然外は明るい。部屋に戻っても「寝よう」っていう考えすら起こらないかんじ。太陽が最も低いと思われる深夜12時半頃にもう一度外へ出て散策。理屈的には太陽高度は3度程度だから、ちょうど夕焼けって感じかな。
その時に撮った写真が上の2枚。どちらも夜中の1時前ですよ。全然、明るいです。ちょっと夕方で薄暗いかなあ・・・程度。理屈よりも実際にはもうちょっと高くに太陽がある気がしました。これを見にここまで来たんだなあ、と思いながら、外が明るいから寝る気にならないし、かといって深夜1時近くに店が開いている訳もないし、することもないし暇だなあ、となってしまう。
夜なかなか寝なかったせいで翌朝は9時の目覚ましに飛び起きる。物価高のこの国では、フリーの朝食をしっかり取らなかったら、死活問題だ。ということで、早々にシャワーを浴びてレストランで朝食を。食パンが硬いのと目玉焼きの焦げが苦いのが気になったけど、概ねOK。パン食は腹の持ちが悪いから不本意だけど、仕方がないので食いだめ。どうせ昼過ぎに空腹になるだろうけど。
ノルウェーでは、別にこれといってやることを用意していないので、のんびり待ち歩きや、ハイキング、橋渡りなどを楽しんだ。トロムソの町があるトロムソ島とスカンジナビア半島を結ぶ、トロムソブリッジだ。
ノルウェーでは、沿岸を大型船が行き来するため、橋は全部こんなふうに背の高い作りになっているのです。
街からホテルまで、徒歩1時間弱。行きはバスに乗ったが帰りは歩いてみた。ホテルは街からは離れているが、周辺はスーパーの密集地になっており、また空港が目の前!なので、こんな飛行機の離着陸が間近に見えちゃうのです。
翌日、カバンに2泊分の着替えだけを入れ、大きな荷物をホテルに預けて、ボード−へ旅立つ。荷物が少ないのでホテルから空港までは歩いた。わずか15分。2階建ての、ロッジのような空港。SASは有人チェックインカウンターが存在せず、すべてセルフチェックイン機での操作となる。
預ける荷物もないので座席指定して搭乗券を受け取る。ここヨーロッパではセキュリティチェックがかなり甘い。航空券を持っていない人でも搭乗ゲートまで何の問題も無く行かれるし、日米ではかならず金属探知機に僕のベルトは引っかかるのだが、ヨーロッパではまったく引っかからない。金属の探知レベルも随分下げているに違いない。コンピュータもカバンの外に出す必要がない。楽でいいけど、やっぱりちょっと不安。アメリカのように、とは言わないまでも、もうちっとしっかりセキュリティチェックをして欲しいな。
ボーディングが始まって、機内の座席に着くと、「デジカメの忘れ物が・・。」とのアナウンス。まさか! ・・な、ない! なんと、デジカメの忘れ主は私だった。なんたる失態。クルーに申し出ると、「あなたのデジカメの特徴は?」と聞かれたので、「えーっと、クリエのロゴが入ったソニーのケースに入っている、ライカのロゴが入ったパナソニックのデジカメ。」と答える。「なにか特別な特徴は?」と聞かれるので「特に無い。」と答えると、「ホント?」と聞き返され、実物を渡される。クルーの言う特徴とは、ANAのストラップのことだったらしい。
トロムソからボードーなど、ノルウェー国内線の多くは、SASがブラーセンのブランド名で便を飛ばしています。機内ドリンクも有料です。せっかくCブッキングなのに、残念です。
離陸直後、トロムソ島の全体像が見渡せました。ちなみに、右手写真の一番奥がスカンジナビア半島です。
ボードーに着くと、生憎の雨。空港から市街まで徒歩20分とのことだったので、バリバリ歩くつもりでいたのに、突然の雨と、目の前の路線バスの誘惑に負けてバスに乗ってしまった。23クローネだって。高すぎだし。結局バス停3、4つで街につき、本日のお宿ラディソンSASにチェックイン。真っ黒な外観のちょっと変わったホテル。
ボードーでもやらなきゃいけないことはほどんどなく、のんびりと待ち歩き、そして町外れの高台まで往復1時間強のハイキングにでかける。
時間に追われる観光旅行じゃなく、生活している人と同じスピードで町を歩いているので、いろんなものが見えてきます。ボードーは、トロムソよりややこじんまりとした街で、生活水準もトロムソよりちょっと低そう。でも、その分、街の中心は歩きやすい。トロムソでは集団住宅を結構見かけたが、ボード−ではほとんど一戸建て。散歩道を歩いていて、びっくりしたことが2つ。
1つめ、タンポポがでけえ。半端なくでけえ。大げさじゃないよ。この証拠写真をご覧下さい。
タンポポの大きさ、推定1m。ちなみに、左下に見えるのは、ファンタの500mlペットボトルです。どうです?比較にならない大きさでしょ。まさに、おばけたんぽぽです。
そしてもうひとつは、ナメクジがでけえ。そして黒い。こちらは、証拠写真の掲載は控えます。
町外れのハイキングロードは、しっかり舗装されている急な坂道。でもこれを10〜15分歩いて登れば、ほーら、街を一望です。
こんなところからボードーの街を眺めた経験のある日本人も数少ないことだろう。
帰り道、素敵な田園風景を通過する線路を発見。列車のダイヤを確認して、列車の通過を待ちました。
どうです? 栗原さんも海外へ出かけたくなったでしょ?
翌日は、午前中に航空博物館を見学する。
ウイングごとに、コマーシャルとミリタリーに別れて展示されていますが、明らかにミリタリーの方が凝っています。大戦モノとか、かなりリアルです。私にはちょっと残念。ちなみに、ノルウェー語オンリーの表記がほとんどで、英語表記が少ないのも念でした。
午後はいよいよ沿岸急行船に搭乗です。ボードからトロムソまで、ちょうど丸一日。キャビン代その他もろもろ込みで、35000円しました。たけー! でも、折角なのでちょっと奮発して、旅行前に予約を入れておきました。今日のシップは28000tの小型船です。それでも結構大きいですが、やっぱり小型船だけあって結構ゆれます。船に弱い方は無理でしょう。
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