[HOME]・[BTとは]・[BT実践]・[旅のヒント]・[FFP]・[旅行記]・[エアライン]・[ビジネスクラス]・[世界一周]・[データ]・[ギャラリー]・[情報交換]・[北京日記]・[旅リンク]・[作者]
 Budget Travel とは
 「コストパフォーマンス」重視の個人旅行スタイルを解説します
Budget Traveler's WORLD
コストパフォーマンス重視の個人旅行




限られた資金で、最大限のパフォーマンスを求める。
それが、Budget Travel の目指すものです。




みなさん、こんにちは。このページの案内人、cervejaです。
ちなみに、cervejaは『せるヴぇ〜じゃ』と読み、ポルトガル語で『ビール』の意です。
これから、いろいろなページをご紹介させていただく前に、
「バジェットトラベル」って何?
 というお話をさせていただきたいと思います。
バジェットトラベルを、一言で言い表すと・・・

バジェットトラベル=チープリッチな旅

と言えるでしょう。

自分の旅の計画を練るときに、たとえば、こんなことを考えます。

同じ料金で、もっといい飛行機に乗れ、いいホテルに泊まれないか?

同じ飛行機、同じホテルを、もう少し安い料金で手配できないか?

ちょっぴりの出費をケチったために、旅が台無しになったらイヤだなあ。

あとちょっとの出費で、一気にラグジュアリーな旅に変化したりして!?

これが、バジェットトラベルを実践する第一歩です。
別にパッケージ旅行を捨てて、個人旅行に走れ、と単純に言っているわけではありません。
パッケージ旅行、個人手配旅行のそれぞれに長所と短所があるわけですから。

たとえば、典型的な激安パックツアーと個人手配の旅、さて、どんな違いがあるかというと・・・

激安パックツアー
個人手配旅行
直前まで、利用便が決まらない。
座席指定できない。
マイレージも50%しかたまらない。
往復の飛行機
予約時に、利用便確定
おまけに事前座席指定もできる。
マイレージも100%たまる。
出発の3時間前に集合。
座席の希望を伝えられず、ゲートまでシートが確定しないこともしばしば。
空港のチェックイン
出発の2時間前に空港に着けば余裕。旅行会社ではなく航空会社のカウンターに並ぶ。希望の座席をGET。
ホテル名は直前まで決まらない。(料金UPでホテル指定プランもアリ) 街のどの辺りなのかわからない。部屋の指定も出来ない。
滞在ホテル
立地やファシリティーを重視してホテルを選べる。「高層階」「眺めのいい部屋」「静かな部屋」などリクエストもOK
専用の観光バスで連れて行ってもらえるので楽々。でも予定がFIXされているので自由に観光はできない。
現地の観光
自分で観光の足を調達するか、日帰りのツアーに参加するかして、自由に旅のスタイルをアレンジ。
ツアー客御用達のバックマージンがガイドに入る、怪しい土産物屋に何軒も連れて行かれる。
現地の買い物
高級デパートから街のスーパー、屋台街や露店まで、自分の好みに合わせて買い物。値段交渉も自分自身で。

このように、パックツアーと個人旅行(バジェットトラベル)には、それぞれ一長一短があります。
それぞれの旅のメリットとデメリットをうまく比べて、
自分でコストパフォーマンスが高いと思われる方を選べば良いのです。

バジェットトラベルの目指すものは、「チープな旅」でもなく、「贅沢な旅」でもなく、
「コストパフォーマンスの高い、チープでリッチな旅」なのです。
そのためには、パックツアーよりも、個人手配の旅行の方が、
自分ですべてをきめることができるため、都合がよいことは確かです。
ですが、最近では、個人の都合に合わせた、半オーダーメイドのパックツアーも登場しています。

個人手配旅行を主体に考えている人の方が、検討している旅のパーツの選択肢が広いため、
コストパフォーマンスの高い旅に近づく可能性は高いといえます。
ですので、バジェットトラベルの第1歩は、個人手配旅行を選択肢の中に取り入れることなのです。

それでは、自分の旅のコストパフォーマンスに磨きをかけるには、どうしたらよいのでしょうか。





限られた資金で、最大限のパフォーマンスを求める。
それが、Budget Travel の目指すものです。
ただ、人ぞれぞれ優先すること、ゆずれないものは異なります。
ですので、旅のスタイルに正解、不正解はありません。
「コスト」ではなく、「コストパフォーマンス」を意識すること。
それが、Budget Traveler としての第一歩です。




さて、自分の旅のコストパフォーマンスを、次の順にチェックをかけていきましょう。

 
@旅の工程中、自己手配が必要な項目について洗い出します。
  Budget Travel とは、旅のパーツそれぞれのコストパフォーマンスを考えることからはじまります。トータルなハイ・コストパフォーマンスは、パーツごとの分析の積み重ねによって完成するのです。ここでは、 「航空券の手配」・「ホテルの予約」・「地上交通の手段決定」などに分類して考えていきましょう。
 
Aそれぞれの項目について、「利用条件についての優先順位」をつけて、検討に入ります。
  たとえば、航空券であれば、「便名確定」「事前座席予約」「マイル100%積算」「ストップオーバー可能」「Openチケット」などが検討すべき「利用条件」となります。自分の希望をすべてかなえればそれだけ航空券は割高になります。ポイントは、「自分の理想を追うこと」ではなく、「安さを追い求めること」でもなく、「自分なりの妥協点をみつけること」にあります。「+5000円で事前座席予約ができる」という場合、「事前座席予約」に5000円の価値を見出せればそれは買い!ということになり、5000円の価値を感じられなければ、その航空券はチョイスしない、ということになるのです。そこに正解、不正解はありませんので自分自身と良く向き合って考える必要があります。
  ホテルでいえば、「立地」「部屋のグレード」「部屋からの景色」「朝食つき」「ホテルマイル積算」「飛行機マイル積算」などが検討すべき「利用条件」となります。ホテルは、航空券以上に選択の幅が広くなります。1泊千円程度のドミトリーや安ホテルから数万円する5つ星ホテルまで。その都市の物価に合わせて、「1泊1万円程度」などと大まかな予算を先に決め、その予算内で優先順位をつけてホテルを選んでいく形がよいと思われます。
  また、地上交通では、「いっつも移動はタクシー」派と、「タクシーは高いから乗らない」派に大きく分かれますが、「条件が合えばタクシー利用」が賢い選択です。物価とタクシー代は比例しませし、グループでバスに乗るならタクシーに乗ってしまったほうが安上がりな場合もあります。
 
Bパックツアーとトータルコストの比較をします。
  パックツアーもきちんと比較検討すれば十分に利用価値があります。行動に制約は多くても、コスト的な部分ではパックツアーに軍配が上がることが多いです。また、周遊旅行などでは地上交通がインクルードされているパックツアーの方が面倒な手続きもなく、効率よく旅ができることも多いものです。ですが、「航空会社が指定できない」「空港に3時間前に連れて行かれて待ち時間が長すぎる」などの欠点があることも確かです。ここで、総合的に「旅行条件についての優先順位」をつけて、自己手配にするか、パックツアーにするかの検討に入ります。両者を比較検討することで、旅のパーツそれぞれが、ブラッシュアップされていくのです。


さあ、いよいよ旅の実践です。

ここで、必ず覚えていて欲しいことがあります。
それは、『Budget Travel は自己責』ということです。

 上記にしたがって旅のパーツを比較検討した上で「自己手配の旅」を作り上げた場合、
その実践はすべて自己責任となります。
事前座席予約ができる航空券を購入したからといって、
必ずしも「お席はいかがいたしますか?」と聞いてくれるとは限りません。
タクシーの相場は割安でも、値段交渉が必要な場合も多いものです。
特にホテルでは、「眺めのいい部屋」や「ハイフロア」「エレベーターから遠い静かな部屋」などと
リクエストをいれるだけで、ぐっとアサインされる部屋は違ってくるのも事実です。
(日本人は何もリクエストを入れないので、同じグレードでも、眺めが悪かったり、
エレベータの音がうるさかったりと、条件の悪い部屋に通されることが多い、これもまた事実なんです。)
まあ、こういった「交渉」を好むかどうか、というところもBudget Travel の視点から言えば、
優先順位をつけて・・というところなんでしょうね。




Budget Travel とは、このようにさまざまな場面において、条件に優先順位をつけて、
できるだけ安価でハイ・パフォーマンスな旅を形作ることなのです。

このような比較検討作業・旅の準備作業に楽しみを見出せない方は、
残念ながらBudget Travel には向いていませんので、既成のパックツアーをご利用ください。










Copyright(C) 1998-2009 cerveja<cerveja@or.tv> All rights reserved.