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2005.06.12 プーだからできる!世界一周旅行第一弾A
 バジェットトラベルの実践記録を写真と日記で紹介します
BudgetTraveler's WORLD
コストパフォーマンス重視の個人旅行




いやあ、買っちゃいました、世界一周航空券。各種税込みでちょうど20万バーツでした。
これを高いと見るか、安いと見るかは評価の分かれるところですが、
こんな旅は、ぷ〜だけの特権なので、今年は楽しんじゃうことにします。
でも、ヨーロッパは物価がたけえ!!





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翌日は、9時のフライトのため5時45分起床。シャワーを浴びて荷物をまとめて宿を後にする。地下鉄で125th St.へ出て、M60のバスに乗り換えてラガーディア空港へ。全部Passで乗れるからラッキーだ。乗り換えも簡単だし、バスも10分おきに運転されていて、空港まで30分くらい。ちゃんとそれぞれのターミナル前に順に停車していく。

エアカナダはメインターミナルのゲートA。チェックインの後ぶらぶらしていると、ゲートCあたりでUAのレッドカーペットクラブを発見。エアカナダのラウンジはなさそうだから、ここを利用させていただく。
 

 
いつもの通り写真撮影をしていると、バーカウンターのまえでおばちゃんに注意される。どうやら許可なしで写真撮影はNGらしい。そんなの知るか!

モントリオールまでのエアカナダは小型機のA319ながら、14席もビジネスクラスが用意されている。
  
しかし、ウエルカムドリンクはなく、飛行時間も51分では、ミールサービスもない。その代わり、レストランの10ドルクーポンが配られる。よく分からないサービスだ。しかも、そのクーポンはカナダ国内のあるレストランチェーンでしか使えないのだ。

モントリオールは新しく近代的な感じのする空港だった。だけど、ターンテーブルの前で荷物を待てど、一向にテーブルは動かない。違うターンテーブルから荷物が出てきたのだった。初めてのカナダ入国を経て、コネクションフライトを待つ。ここはトロント、バンクーバーに次ぐエアカナダ第3のハブ空港なので、国内線ターミナルでもラウンジがしっかりしている。
 

  なんかオーディオ設備がすごいなあ、と思ったら、SONYがスポンサーでした。エアカナダは、他にもOA機器はゼロックスをスポンサーにするなど、全面的に企業のバックアップを受けてラウンジを運営しています。なかなか良い手法だと思います。

モントリオールからケベックまではボンバルディアのプロペラ機。しかも外は雨。ボーディングブリッジは使えないから、ゲートの出口から走って搭乗。2-2の4アブレストで37席。もちろんビジネスクラスはありません。エコノミーの席も狭〜。
  
定刻12時を15分ほど過ぎて、満席のDH1は離陸。1時前にケベック到着。寒い。ここから市内へはシャトルバンが廃止されてからタクシーのみとなっている。それも市内27ドルの定額制。高い! 次はモントリオールからオタワからバス又は電車で来るようにしたい。

タクシードライバーは珍しく女性。やはり英語がほとんど通じず、道中お互いに無言。本日のお宿、ホテル・セントポールに到着。こじんまりとしながらもなかなか趣きのあるいいホテル。バスタブがでかく、湯量が豊富なのが気に入りましたね。
  
しかし、全館冷房がかなり効いていて、部屋の暖房が負けていた。6月に暖房を使うとは・・と思ったが、今日の最高気温は15度だった。(翌日は11度)

ケベックは街自体もとても趣があり、散策するだけでとても楽しめる。しかも街が小さいので移動手段はすべて徒歩。途中で雨に降られるも、のんびり景色を楽しみならが散策しました。
  

  
町自体が世界遺産に指定されていて、由緒ある建物だけでなく、街並みがとても趣のある、素敵な町です。


そんななかで、私の一番のお気に入りがこの建物。シャトーフロントナックホテル。現役です。
 
すごいでしょ?さらに、町のいろんなところから写真を撮ってみました。
  


翌日は朝から雨。傘を差しての散策。かなり長時間の散歩をして、早めに切り上げる。最終日の昼過ぎになってやっと雨があがる。タクシーで空港に向かうまであと3時間ほどあったので、昼食で久々の米にありつき、街歩きをする。写真撮影に興じました。
ケベックで楽しかったのがこれ。

お菓子が出てくるガチャガチャです。
どれも25セントで、お菓子の種類によって出てくる量が違います。
いろんなお菓子をちょっとずつ楽しみました。
って、結局は食べすぎ?
空港までのタクシーはやはり定額制。27ドル。さっき、バスターミナルで見たモントリオール行きのバスはなんと19ドル。なんで?ってかんじ。

チェックインを済ませて登場口へ向かうと久々に日本人に出会う。彼はお仕事らしい。モントリオールのラウンジまでご一緒した。モントリオールまでの飛行機は行きとおなじDH1。なんとかしてほしい狭さ。でも、モントリオールからはシートピッチ160cmのB767-300ERです。
 
この機材、なんと2−2−1の5アブレストです。つまり、窓側にソロシートがあるんです。ちなみにANAは2−1−2で中央がソロシートになっています。

定刻に搭乗するも、いつまでたってもドアクローズする雰囲気なし。アナウンスが流れる。エンジンの調子が悪いらしい。降りたい人はどうぞ、だって。モントリオールからロンドンまではもう1便飛んでいるから、それに早々と振り替える人もいるみたい。自分もそうしたいが、飛行機のお腹の中に荷物を入れてしまったので、私だけ別便で行っても仕方ない・・とトラブルの解消を待つことに・・。離陸前なのに夕食のサーブがはじまる。(ミールクーポンの替わり?)
  

そして待つこと3時間。夜の10時をまわったとろこで、フライトキャンセルが決定。今日はヒルトンホテルにとまって、翌朝7時に飛ぶとのこと。この後、ボーディングゲート前やチェックインカウンター前などのエアカナダスタッフの指示が二転三転し、我々乗客は右往左往させられる。しかし、失った時間の価値は計り知れないものだ。なんとかしないの?とスタッフに聞いても、保障は無い、とのこと。(ロンドンに着いたあとで、300CADのバウチャーを発行する・・という手紙をもらった。)
仕方なく荷物をピックアップしてシャトルバスにのってヒルトンへ。一応ゴールドVIPのカードを出してみるが、なにもなし。
  
部屋は、なかなかの作りにちょっとラッキー・・と思うも、なんとこのヒルトンホテルには、バスタブがない!シャワーオンリーなのだ。さっきのラッキーは訂正。最悪。時すでに11時を過ぎていた。明日5時起きなので、早々と寝る。

翌朝、シャワーを浴びた後、シャトルバスにのって再チェックイン。ラウンジへ行くと、7時のはずのフライトタイムがすでに7時半になっている。結局替わりの機材が到着したのが7時半で、8時前になってようやくボーディング開始。なんと、短距離用のB767-200に機材変更されているではないか!
  
ショック!半日ディレイになったことよりも、機材変更の方が私にはショックだ。シートピッチは100cmちょいの、超せませま。おまけに2−2−1の5アブレストから2−2−2の6アブレストになっているので、幅もせまい。さらに、電源コンセントはないわ、シートテレビはないわ、レッグレストはないわで、もう最悪です!
しかも!なんと、機内食が用意できない、とのこと。なんなんだ!エアカナダ! さらに、代わりにやってきた機材の検査だかなんかで、結局テイクオフは9時過ぎでした。こんなことなら、ヒルトンホテルで朝食をとる時間があったではないか!ぷんぷん。
結局、機内では、「KIDS BOX」とかいう、子供用のランチボックスが2回提供されて終わり。
 
何これ?僕ら、何十万って金を払って、ビジネスに乗ってるんですけど、こんな仕打ちってあり???

普通、そんなんだったらドリンクサービスを頻繁にするとか、つまみをだすとか、そういうことをしそうだけど、そんなサービスもまったくなし。クルーたちも「そうはいっても、私たちも被害者よ。」的な感じで、14時間のディレイに対するお詫びの気持ちは全然持っていないっぽい。っていうよりも、さっさとカーテン閉めて、クルーの皆さんは終始談笑して盛り上がっておりました。

機内アナウンスでは、機長から事務的なディレイに対するお詫びの言葉が数回あったが、直接クルーと接していて、お詫びの言葉をかけられたりすることは、全く無かった。これが、JR○日本なら、愛社精神とか、モラルとか言って、マスコミにバッシングされるのに、ここカナダでは、正当な権利なんだろうか・・・と複雑な気持ち。

さらに!

ファストトラックで入国審査を受けられるカードとアライバルラウンジの案内をもらっていい気になっていたのもつかの間、ロンドンに着陸後、スポットが空いていないとかいって、30分待機させられ、さらにバゲージクレームでは、プライオリティータグがついているビジネスクラスの荷物よりも先に、エコノミー客の荷物がターンテーブルに並ぶ。
これはもう直接クレームを入れなければ!と、アライバルラウンジに向かったら、そこは閉まっていた。踏んだりけったりとはこのことか!?と自分で自分を笑いながら、エアカナダにはもう乗らない!と心に誓う。(が、いちおう300CADのクーポンはもらえるわけだから、エアカナダのビジネスにはもう乗らない!に後で変更。)
・・ということで、朝の7時に着くはずだった空港に夜9時に到着。地下鉄とバスを乗り継いで、本日のお宿、ヒルトンドックランドに到着したのは、夜11時を回っていた。



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