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 Budget Travel 実践編〜海外発券の事例
 Budget Travelを実行するために準備をするポイントを紹介します
Budget Traveler's WORLD
コストパフォーマンス重視の個人旅行



 海外発券実践例@〜毎回、同じ方面へ旅行へ行く人向け〜  

プランニング例@
目的地:春-バンコク・モルディブ/夏-バリ・シンガポール・ソウル/冬-プーケット
航空券代:約20万円+特典航空券1回分
海外発券都市:タイ・バンコク

例として、毎回東南アジアのリゾートシティへ行くパターンを想定してみました。
東南アジアの拠点はバンコクです。ここには多彩な航空券が集まります。
航空券の特徴をうまく利用して、途中にアジアのゲートシティでストップオーバーも可能。
航空券代20万円程度で、モルディブ、バリ、プーケットをメインに楽しみ、
旅の途中にバンコク、シンガポール、ソウル(上海に変更も可)といったアジアンシティも
おまけに楽しめちゃう、なんともお得度満点の旅行計画です。
日本発券でこの旅を実践した場合、オフピークであれば10万円強で手配可能ですが、
ピークシーズンであれば、軽く30万円を越えます。

できるだけ安い航空券を
利用する場合
マイレージを貯めるために
スターアライアンスを
利用する場合
GW
1日目
成田→バンコク
特典航空券(往路分)
2日目
バンコク観光
3日目
バンコク→マーレ
バンコクにて発券
マレーシア航空利用で
12,600バーツ(約3.5万円)
バンコクにて発券
シンガポール航空利用で
16,700バーツ(約4.5万円)
4日目
モルディブ観光
5日目
モルディブ観光
6日目
モルディブ観光
7日目
マーレ→バンコク
バンコク→成田
バンコクにて発券
中華航空利用
18,800バーツ(約5.5万円)
バンコクにて発券
シンガポール航空利用
26,000バーツ(約7.5万円)
夏休み
1日目
成田→バンコク
2日目
バンコク→バリ
バンコクにて発券
ガルーダインドネシア航空利用
10,500バーツ(約3.0万円)
バンコクにて発券
シンガポール航空利用
12,600バーツ(約3.5万円)
3日目
バリ観光
4日目
バリ観光
5日目
バリ→シンガポール
6日目
シンガポール観光
7日目
シンガポール観光
8日目
シンガポール→バンコク
バンコク→ソウル/上海
バンコクにて発券
中国東方航空利用
21,900バーツ(約6.0万円)
(途中経由地は上海)
バンコクにて発券
アシアナ航空利用
25,000バーツ(約7.5万円)
(途中経由地はソウル)
9日目
ソウル/上海観光
10日目
ソウル/上海→成田
年末年始
1日目
成田→バンコク
バンコク→プーケット
バンコクにて発券
バジェットキャリア利用
約2,000バーツ〜(約0.5万円〜)
バンコクにて発券
タイ航空利用
5,650バーツ(約1.5万円)
2日目
プーケット観光
3日目
プーケット観光
4日目
プーケット観光
5日目
プーケット観光
6日目
プーケット→バンコク
7日目
バンコク→成田
特典航空券(復路分)



 海外発券実践例A〜毎回、異なる方面へ旅行へ行く人向け〜  

プランニング例A
目的地:春-ニューヨーク/夏-シンガポール・ヨーロッパ/冬-プーケット
航空券代:約20万円+特典航空券1回分
海外発券都市:シンガポール

この旅を可能にしているのは、シンガポールで販売されている、全日空の欧米行き
航空券の存在です。(JALでも同様の航空券を販売中。)
全日空利用ということは、日本経由。帰りはストップオーバーの権利を利用して
日本に滞在し、次の休みのスタートで、発券地のシンガポールに戻るわけです。
この旅行の素晴らしいところは、全日空に固めて利用するため、年間の旅で
ANAマイレージクラブの「ブロンズ会員」というステータスを手に入れることができます。
これで、2年目以降の獲得マイル数が飛躍的に増え、さらに欧米線で導入中の
「エコノミープラス」と呼ばれるワンランク上のシートに座れる可能性が出てくるわけです。
日本発券でこの旅を実践した場合、
全日空は格安航空券があまり出回らないため、軽く40万円を越えます。

獲得マイル数
(1年目)
獲得マイル数
(2年目以降)
利用する航空券
1日目
成田→シンガポール
特典航空券(往路)
2日目
シンガポール→ニューヨーク
7,032
12,055
シンガポールにて発券
全日空利用
1,680ドル(約11万円)
3日目
ニューヨーク観光
4日目
ニューヨーク観光
5日目
ニューヨーク観光
6日目
ニューヨーク→成田
4,715
8,083
7日目
1日目
成田→シンガポール
2,317
3,972
2日目
シンガポール観光
3日目
シンガポール観光
4日目
シンガポール→ロンドン
6,671
11,436
シンガポールにて発券
全日空利用
1,380ドル(約9万円)
5日目
ヨーロッパ観光
6日目
ヨーロッパ観光
7日目
ヨーロッパ観光
8日目
ヨーロッパ観光
9日目
ロンドン→成田
4,354
7,464
10日目
1日目
成田→シンガポール
2,317
3,972
シンガポール→プーケット
シンガポールにて発券
バジェットキャリア(タイガーエア)利用
約60ドル〜(約5千円〜)
2日目
プーケット観光
3日目
プーケット観光
4日目
プーケット観光
5日目
プーケット観光
6日目
プーケット→シンガポール
7日目
シンガポール→成田
特典航空券(復路)
獲得マイル数の合計
27,406マイル
46,982マイル


上記の2つの例は、1年間お試しで海外発券を利用する人用に、
最初と最後を「特典航空券」としました。
これは、日本発の片道航空券や1年オープンの往復航空券がバカ高いためです。
海外発券を実践するために、日本脱出の際に、1年オープンの航空券を買ってしまったら、
折角、海外発券をして経費をセーブしようとしているその目的が台無しです。

実は、海外発券を行う際に、「最初の発券地点までの海外脱出方法」が
海外発券を実践する上での高いハードルの1つになっているのです。
ということで、海外発券初心者の方には無料で1年間有効の航空券が手に入る、
マイレージプログラムの特典航空券の利用をおススメします。
もちろん、今後海外発券を続けるおつもりの方は、日本脱出の際の航空券の
復路を権利放棄してしまって、日本帰国のときに、現地発日本行きの航空券の
購入を続ける・・・というのが現実的といえます。
ただし、格安航空券などの復路放棄は、罰金などの罰則規定が存在する場合がありますので、
十分にご注意ください。


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