さて、今日からの台湾旅行、何処へ行こう・・と考えて、先ず手始めに台北郊外の町、基隆へ行くことにしました。ここは、台北近郊の港町として栄え、さらに台湾を南北に縦断する鉄道の起点となっているところです。
台北の駅のすぐ近くにあるバスターミナル。国光バスは、空港と基隆行き用のターミナルがあります。そこで45元で購入。乗客は4,5名。若い1人客が多い。トラベルの目的は???だ。
さて、基隆の街に着いたところ、別にやることは無い。街歩きを楽しむ。思ったよりも都会で活気のある街だ。路線バスに乗って、見晴台へ向かう。
ガイドブックに乗っている仙洞というところ。洞窟を利用したお寺のような感じで、飾り物などもたくさんあった。ただ、冷やかし半分で見学するような空気ではなかったので、写真も取らずに早々に退散。その後、洞窟の脇にある階段を200段以上も登って、やっと見晴台に着きました。上にもちゃんとお寺のような建築物もあり、そこからはコンテナがずら〜っと並んだ港湾都市が一望できます。
この後、九フェン(人偏に分)にも行こうと思ったのですが、基隆発の自強号が思ったよりも本数が少なく、タイミングを合わせるのが難しそうだったので、ここでお昼を食べて、そのまま自強号に乗って台中へ向かうことに。窓口で何とか中国語で切符購入。(って、話した単語は、到台中(だおたいちゅん)、自強号(じーちゃんはお)、窓辺(ちゅあんびえん)だけですけど。)441元でした。
ちなみに、実際の発音は全く異なりますが、空港をあらわす『機場』も特急列車の『自強』も、カタカナ表記にすると、どちらも『ジーチャン』です。
来年、新幹線が開通してしまったら、この自強号の立場もなくなってしまうのではないかと心配してしまいますが、新しい台湾の地図を見てびっくり。新しい新幹線は、松山・台北・高雄の3駅以外は、既存の駅には乗り入れず、かなり郊外に新しく新幹線専用の駅を設置することになっています。・・ということは、台中や台南などに用がある場合は、今後も新幹線よりも自強号の方が便利なのかもしれません。これが、既存の路線との共存を狙って台湾が計画したとしたら、なんともあっぱれ!
ここ台中で一泊する予定。昨日みたいにサウナとかでも良かったのですが、今回の旅の中日、下着の洗濯とかもしたいなあ・・ということで、今日だけホテルに泊まることにしました。
友達に言わせると、私の金銭感覚が理解できないそうなんですが、私はサウナやカプセル宿泊はOKですが、安宿はNGです。せま〜いユニットバスや、海外のシャワーオンリーの宿に泊まるくらいならば、日本のカプセルホテルのなんと素晴らしいこと。あと、部屋は清潔感が第一!ということで、駅前に500元程度の宿もあったのですが、ちょっとバスして、駅周辺ではちょっと穴場風のホテルに入ってみました。
「今天有房間ma?(じんてぃえん、ようふぁんじぇんま?)」私のサバイバル中国語も何とか通用します。1280元の部屋が800元だという。う〜ん、微妙な値段だ。とりあえず部屋を見せてもらった。うん、なかなかきれい。5千円クラスの部屋ではある。水周りがちょっと古いけど、さすが台湾、髭剃りや歯ブラシなど洗面用具もしっかりそろっている。熱水・冷水のウォーターディスベンサーもある。ま、いっかな〜と思ったけど、一応戻って値段交渉。500元が予算なんだよね〜とか思っても無いことを言ってみる。おばちゃんも負けじと、「あんたの中国語上手いねえ、中国人かと思っちゃったよ」、とか言って、「んなわけねーだろ!」ってかんじで人を乗せてくる。結果、700元で交渉成立。さっき見学した、12階建ての11階の部屋を使わせていただく。
どうです?本日レートで2400円の部屋には見えないでしょ?台北だったら2000元近くしそうです。
ただし、台湾のホテルには罠があります。それはテレビです!テレビで日本語放送をたくさんやっています。それも懐かしいヤツもあったりして。なので、外国へ行くと日本語が恋しくなる身としては、ついつい日本語放送を見てしまいます。この日も、日本だったら絶対にみることのないアニメとか、仮装大賞のダイジェスト版とか、いやあ、見てしまいました。
そんなこんなで、台中では、当初の予定通り、まともな観光もせず、街歩きと夜市観光で終了。翌日は国光バスで高雄に向かいます。
上の写真、左が台中駅、真ん中が国光バス、右が高雄駅です。
ちなみに、国光バスの機内・・いや車内では、飛行機バリに非常用設備についての案内が繰り返しビデオ放映されていました。何の表示も無いけど2−1の3アブレスト席で、なかなかゆったりしており、いい感じのバスです。 |