中国には、夏休みがない。ま、5月と10月に1週間の連休があるのだから、贅沢は言えないが。
ところが、6月の出張で、土日が2回つぶれたため、その代休を取ってもいいよ!ってことで、土日を挟んで4連休をもらった。(というより無理やり取った。)
給料安いし、あまり海外に行くつもりは無かったのだが、調べていたら航空券結構安いし、休みの前日夜発で、出勤当日の朝着という、かなり4連休を有意義に使える便を発見。こりゃあ、行くっきゃない、ということで飛行機を押さえた。
押さえたはいいけど、5月にバンコク行ったばかり。そっからエアアジアなどを使って高飛びしようと目論んだのだが、なぜかみな料金が高い。なぜ?と思ったら、タイの連休だった。あちゃあ。ホントはベトナムかブルネイを狙いたかったのだが、飛行機代だけで+3,4万かかりそうだったので、あきらめてバンコク&パタヤでのんびり過ごすことにする。
連休前の金曜日。夜9時のバンコク行きに乗るが、仕事が6時半まである。さらにこの時間は、北京は魔の大渋滞の時間帯。ちと無理やりな日程ではあったものの、仕事を終えるとすぐに隠れて着替え、タクシーを拾う。
空いていれば30分もあれば空港に行かれるのだが、やはり1時間以上かかって、7時半過ぎに空港到着。ま、1時間以上あるから大丈夫だろう・・と空いているチェックインカウンターでチェックイン。あ、席の希望伝えなきゃ・・・と思ってると、(CAは事前座席指定ができない!)なぜか、7Gと印字された搭乗券が。随分前の方だなあ・・あれ、ビジネスクラスって書いてある。もしかして、インポラUG?でも、カウンターでは何の説明もない。ただ、でかでかと搭乗券にY→Rと書いてある。Rって、UGって意味かなあ?変なこと言って訂正されたら嫌だから、何も言わずカウンターを後にする。
ということで、もうすぐ300回目の飛行機搭乗となるが、生涯初のインボラUGをゲット。それも、だれも有償でも特典航空券でも選ばないと思われる、CAのビジネス。これは案外レアかもしれない・・ということで、今回の旅は、幸先のいいスタートを切った。
8時半に搭乗が始まり、9時ちょい前にドアクローズ。ところが、一向にプッシュバックが始まらない。しばらくして「管制塔の離陸許可を待っている。」とのアナウンス。まあ、最近の北京の空域は激混みだから、仕方ないか・・。それにしても長いなあ・・。さらに「天候不良のため、離陸を1時間延期します。」とのアナウンス。あちゃあ、幸先のいいスタートのハズだったのに。ま、でも満席のエコノミーだったら怒ってたかもしれないが、ビジネスの席に座る私は、余裕綽々。折角だから機内設備をレポートしましょう。
シートおよびシートピッチは予想通りの旧式のもの。(一応CAでも747と340のCはライフラットのシートを採用している。) ま、無料でアップグレードしていただいた身分なので、文句は言えない。シートテレビはUA級に小さい。しかし、格安チケット(ANAのマイレージで50%しか貯まらない)だったのに、アップグレードされるなんて、私が外国人だからでしょうか?それともまだスタアラ加盟前とはいえ、私がSFCを見せたからでしょうか? まあ、どちらにせようれしい誤算。
肘掛け下の小物入れは、デジカメを手放さない私には、重宝するスペース。リクライニングもちゃんと電動だし、レッグレストは思ったよりも角度が上がって、なかなか快適でした。
そんなこんなで午後10時、やっとプッシュバック開始。(事前のアナウンスの通り、きっかり1時間ディレイ!)だけど、離陸の順番待ちやなんかで結局テイクオフしたのは10時半近かった。
水平飛行に入って、ドリンクサービス。ワゴンに飲み物を載せてクルーがやってくる。折角のビジネスだから、白ワインかシャンパンを・・・と思いきや、アルコールがワゴンに乗っていない!!飛行機の中って、西洋の常識がまかり通るところが多分にあるし、ワインは常識じゃねえ?と思ったが、ないらしい。(たしかに、周囲を見渡しても、ワインを飲みそうな客は皆無に近い。)かろうじてビールはあったが、別にビールはいらないので、コーラをもらう。そして付随するおつまみは、エコノミーと一緒じゃ!このまま★組に加盟してしまっていいのか?CA!
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