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2004.10.27-28 マレー半島ファーストクラスバス旅行
 バジェットトラベルの実践記録を写真と日記で紹介します
BudgetTraveler's WORLD
コストパフォーマンス重視の個人旅行




マレー半島は、シンガポールからタイまで、網の目のようにバスが運行されています。
以前は、1列に4席が配置されたバスが主流でしたが、
現在は1台24〜26席、1列に1-2の3席配置の通称VIPバスが主流です。
ちなみにこの系統のバスで、SIN-KUL間で20ドル程度。
(もちろん、JB-KULにすれば、20リンギになります。)
そんなマレーシアバス事情の中、「First Class Bus」なるものが誕生。
バス1台に16席しかなく、1列が1-1の2席配置です。
さらに、10.4インチの大型テレビで映画やゲームが楽しめます。
ドライバーのほかにスチュワーデスも添乗。これでお値段なんと56シンガポールドル!
かなり高いですが、経験するっきゃない・・ということで、KULへ行って来ました。




日程
 2004年10月27日(水)〜28日(木)
目的
 SIN発56ドルのファーストクラスバスに搭乗する。
費用
 20,000円(Air:0.7万/Stay:0.7万/BUS:0.4万/Other:0.2万)
手配
 Air:KLIAのシャトル便カウンターでその場で購入
 Hotel:HILTONのWEBより予約
 BUS:出発2日前に旅行会社に出向いて予約。
行程
 1日目シンガポール-<ファーストクラスバス>-クアラルンプール(HILTON KL泊)
 2日目クアラルンプール-<マレーシア航空>-シンガポール


 旅行記 

私が、このFirst Class Busの存在を初めて知ったのは、この年の9月、NATASトラベルフェアの会場でした。イベントホールに豪華バス。その名もFirst Class Bus。SGD20〜30が相場のSIN-KUL線になんとSGD56で就航。なんともゴージャスじゃありませんか。
これは経験するっきゃない、ということで、会社の休みを心待ちに。当初は1日に2便しか運行していなかったため、予約をしにいったらすでに満席・・なんてこともあった。しかし10月下旬より1日5便に増便され、なんとか2日前の予約で座席を予約できた。

予約の際に、ミールのチョイスを聞かれます。なんか飛行機っぽい!とか思いながら、「ミーゴレン」をリクエスト。2日後の旅路へ否応なしに期待が高まります!
旅行当日。ゴールデンマイルコンプレックスを8時30分に出発予定。8時にチェックインしてくれとのことなので、ちょうど8時にオフィスへ向かう。チェックインといっても、飛行機のように数百人いるわけでもなく、すでに座席も指定されているので、ただの点呼のようだ。

その後、オフィスの奥にある「ラウンジ」に通される。おっ。さっそくFirst Classの香り。
ラウンジに並んでいるシートは、どうやらバスに設置されているものと同じシートのようだ。ただし、リクライニングとマッサージ機能は試すことができなかった。

コーヒーメーカーとちょっとしたナッツ類があり、基本はセルフサービスだが、グランドホステスらしきお姉さんもいて、いろいろ手伝ってくれる。至れり尽くせりじゃ。
8時20分に、スチュワーデスのお姉さんに声をかけられ、ボーディング開始です。

  
(出発や国境、トイレ休憩など、すべてスチュワーデスの案内つき。フライトアテンダントのような、バスガイドのような。)

  
    
  (専用の機内誌もあり、シートテレビも完備しています。まるで飛行機の機内のようですね。
食事の時に利用できるドリンクメニューもあり、天井の空調設備もおしゃれです。おまけにマッサージ機能付き!!)

8時30分にバスは出発。北のJBではなく、西のセカンドリンクへ向かってひた走ります。

セカンドリンクからの出国は初体験です。これもSINから高級バスに乗った特権といえるでしょう。(安いやつは、JBの国境を利用するので。)
さすがファーストクラスバスです。イミグレーションを抜けると、そこにはバスがすでに待機しており、おまけにスチュワーデスさんは、バスの前に立って乗客を待ってるではありませんか!! 

ハード面だけでなく、ソフト面もさすがファーストクラスバスって感じですね。
マレーシア側の国境を越えてしばらくしたところで、朝食のサーブがはじまりました。
確か、予約のときに「ナシレマ」と「ミーゴレン」のどちらがいいか?と聞かれて、「ミーゴレン」をお願いしていたはずなのに、なぜかサーブされたのは「ナシゴレン」でした。ま、いいか。
このでっかいモニターで提供される音楽、映画、ゲームはすべてオンデマンドです。英語・中国語・マレー語のものが多いですが、日本語の映画もこの「ウォーターボーイズ」と「座頭市」がありました。
北野武の「ざといち」はVCDを持っていて見たことがあるので、このウォーターボーイズを楽しむことにしました。
そのほかには女子十二樂坊のビデオクリップなどもあり、5時間30分の行程は、これだけで十分退屈知らずで楽しめますね。
1回目のトイレ休憩は、シンガポールを出発してから2時間後のSedenakというところ。(2回目は、3.5時間後のMalacca)
もちろん、高速脇のドライブインではなく、ちゃんとした高速のSAです。
それも、はじめて見る美しさ!!

マレーシアのバスは、料金によってバスの種類も違いますが、トイレ休憩の場所も違います。最も安いタイプ(でもほとんどがこれ)では、途中で一旦高速を降り、インターチェンジのすぐ脇にあるドライブインに停まります。また、ちょっとバスのグレードが上がると、高速内のサービスエリアを利用します。ですが、こんなきれいなSAは初めて利用しました。
トイレには常に数名の清掃スタッフが。

さらに、トイレの脇にはシャワブースまでありました。

新しくてきれいな(というよりも清掃の行き届いている)サービスエリアでした。
シンガポールを出てからちょうど5時間15分。
定刻に、バスはクアラルンプールの新しく出来たPasarakyatバスターミナルに到着です。

30台くらいバスを止めるスペースがあるのですが、わずか数台しか停まっていません。それに、第一、周囲に人がほとんどいません。
さらに、このバスターミナル付近には、公共の交通機関がありません。タクシーもクーポン制です。(そんなの利用するはずありません。)

このバスターミナルから、ブキビンタンまで徒歩数分である情報を前もって入手していたため、タイムズスクエアまで歩きました。
(ホントに10分もかからず到着しましたよ。)
タイムズスクエアに接続するIMBI駅からKLセントラルまでモノレールで移動です。ブキビンタンからだと2.1リンギしますが、ここからだと1.6リンギです。(せこい!)

本日のお宿は、KLセントラル駅に出来たヒルトンホテルです。(左側)
右側は、2週間前に宿泊した、メリディアンホテルです。
さて、よりコンファータブルなのはどちらでしょう・・・?
KLセントラルの駅を通過した後、ヒルトンに行くにも、メリディアンに行くにも、同じ通路をとおり、同じエレベーターを使います。

右はエレベーターホールです。右へ行くとメリディアン。左へ行くとヒルトンです。

  
(コンセプトは「近未来」?スタイリッシュと言わせた気なデザインです。
そんでもって最近、コンラッドで流行っている、ベッドからまるみえバスルーム。)

クアラルンプールは、いつもなにもしません。

ホテル滞在をたのしみ、

いつもの1時間50リンギのマッサージへ行き、

そしてヒルトンの和食「イケテル(池輝)」で晩御飯。
翌日、昼にはシンガポールに戻って出社しないといけないので、朝8時のシャトル便を利用することに。
6時半にホテルをチェックアウトして6時45分発のエクスプレスに乗ってKLIAへ。
シャトル便は初体験。一番右端にあるカウンター(上の写真)で、まずは航空券を購入、そして番号札(?)をもらいます。9番でした。

これなら、問題なく8時のMH便に乗れるでしょう。本当は、8時30分のSQ便の方がいいんだけどな・・。
シャトル便専用のカウンターの左端、L17が当日受付のチェックインカウンターです。

「009」と私の番号が光りました!

ここでいつも通りのチェックイン作業を行います。さすがにフライト30分を切っているので、窓側も通路側もいっぱいで、真ん中の席でした。
ま、1時間たらずですから、問題ないでしょう。
シャトル便はA330です。実は、MH国際線、初体験です。
ごくごく普通の座席。サービスはドリンクのみ。

予定通り、出発は20分くらい遅れたけど、定刻チョイ遅れくらいでシンガポール・チャンギに到着。

ああ、会社が僕を待っている・・・。




★資料★
ファーストクラスバス
〜Transtar 1st Class Bus〜

SIN→KUL SGD56
KUL→SIN MYR86
SIN乗降:Golden Mile Complex
(MRTラベンダ駅より徒歩)
KUL乗降:Pasarakyat Bus Terminal
(ブキビンタンエリアより徒歩)
運行スケジュール

2004年12月〜2005年3月
SIN→KUL 0830/1130/1530/1830/2359
KUL→SIN 0900/1100/1500/1800/2330

2005年4月〜2005年8月
SIN→KUL 0830/1030/1430/1630/1830/2359
KUL→SIN 0900/1100/1200/1500/1800/2330




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