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BT的 目的地別旅のヒント集:香港編
 訪問する都市ごとの物価や費用対効果を考えた旅のヒント集です
BudgetTraveler's WORLD
コストパフォーマンス重視の個人旅行




cervejaの旅は、「下見」の要素が多分にあります。
何かで失敗をしたら、「次は、こっちをチョイスしてみよう。」とか、
「今度来るときは、この方法を試してみよう。」とか、考えます。
そんなcervejaが旅をする中で感じ、発見した、
個人旅行者のための旅のヒント集です。




  香港 ★ 旅のヒント集


1.空港から市内への足
 オススメはなんと言ってもエアポートバス安い上に、景色が良い。普通のホテルであれば、車
内の電光掲示板に注目していればOK。4人集まったならタクシーもいい。300ドルほどかかるが、
ドアツードアは快適。エアポートエキスプレスは、90ドルもするのに、駅からホテルをまわるシャト
ルバスに乗り換えなくちゃいけない。ナンダカンダいって、結構時間がかかる。旅行者が利用する
バスはつぎのどちらかになる。
 A11(40ドル)・・・香港島のホテル。セントラル・アドミラリティ・ワンチャイ・コーズウェイベイエリア
 A21(33ドル)・・・九龍半島のホテル。モンコック・ジョーダン・ヤウマテイ・チムサチョイエリア
詳しくは、空港の到着ホールにある、City Flyerのカウンターで、ルートマップがもらえる。停留所
の番号とホテル名が明記してあるので、これで迷うことはまず無い。逆に、市内から空港へ向かう
場合も、エアポートバス。ただし、行きと帰りとではバスルート・バス停の位置がやや異なるので、
事前にバス停に「エアポート行きバス」の表示があるかをチェックしておこう。
コスト比較
(チムサチョイまで)
電車
(40分)
バス
(50分)
タクシー
(30分)
1人190ドル
2人180ドル
3人270ドル
4人360ドル
1人133ドル
2人166ドル
3人199ドル
4人132ドル
1人300ドル
2人300ドル
3人300ドル
4人300ドル

2.ホテルの立地
 香港のホテルは、なかなか高い。それも、ハーバービューを狙うとなると、かなり高い。予約の
時に、ハーバービューを指定すると、料金が倍近く違うこともしばしば。ゴージャスに、ペニンシュ
ラとか、インターコンチとかっていうなら別にいいだろうけど、バジェットトラベラーを目指すなら、こ
の際、ハーバービューは捨てよう。どうしてもハーバービューにこだわる場合、ホテルはチムサチ
ョイエリアにしなければならない。なぜならば、香港島側から、チムサチョイ側を見る夜景は、へ
ぼいからである。個人的には、夜景は「ビクトリアピーク」と「インターコンチネンタルホテルのラウ
ンジ」で楽しみ、ホテルでは、単純にホテルの滞在を楽しんだほうが良いと思う。
 香港はエリアを選ばず治安は良いので、ホテル立地は何を重視するかで決まる。ホテル滞在
を楽しみたいなら、旅行客よりビジネス客が多い、香港島側がいい。リッチな気分に浸るならセ
ントラルかアドミラリティ地区がオススメ。(個人的にはコンラッドかな!?)リーズナブルに滞在する
なら、ワンチャイかコーズウェイベイ地区。逆に、ショッピングが旅の目的だったり、朝まで開いて
いる店を求めるなら、チムサチョイ地区がいい。たいていのバーは朝までやっているし、マクドナ
ルドも24時間やっている。
 ハーバービューの立地を狙って、チムサチョイ東地区を選ぶ場合は注意が必要。ハーバービュ
ーになる確率は低く、(事前コンプレインしていれば平気だが)立地はとてもよいとは言えない。
そして、なんといっても繁華街から遠い。タクシーを中心に利用するか、DFSのシャトルバスを上
手く利用することになるだろう。
予算別おススメホテル

★エコノミー派★(1室5千円以内)
 ニューキャセイ(コーズウェイベイ)

★バジェット派★(1室1万円以内)

★デラックス派★(1室2万円以内)
シェラトン(チムサチョイ)
エクセルシオール(コーズウェイベイ)

★ラグジュアリー派★(1室2万円以上)
コンラッド(アドミラリティ)

3.市内交通
 メインの移動手段は地下鉄(MTR)とタクシー。繁華街エリアは地下鉄がカバーしているし、タクシーも初乗り15ドルと結構安い。ただ、タクシーで海越えをすると、50ドル以上かかる。(さらにトンネル代を20ドル請求される。)節約派は、海越えの時だけMTR・またはスターフェリーを使うのがいいだろう。
 また、オーシャンパークやスタンレー、リパルスベイを目指す場合はどうしてもバスが必要。香港島の南側へ行く場合は、セントラル駅のバスターミナルを上手く利用しよう。また、離島へ行く場合には当然、フェリーにのることになる。交通手段としては有能ではないが、観光の目玉としてのスターフェリー、香港島北側を走るトラムにも一度は乗って欲しい。できたら、スターフェリーには昼と夜、両方乗ることをオススメする。トラムは、行き先を一応確認しよう。Happy Valley行きに乗ってしまうと、途中で競馬場方面に曲がってしまう。それ以外ならどれに乗っても、(終点まで行かないことがあったとしても)香港島北側のメインロードから外れないので、心配ない。乗り方簡単。後ろから飛び乗って、降りるときに運転手の脇で2ドル支払う。バスもそうだけど、トラムもお釣りがもらえません。要注意。

4.ショッピング
 目的別に、どんな場所でショッピングしたらいいかを考えよう。
壱.ブランドショッピング・・・まずは、セントラルのランドマークははずせない、と思っている方ですね? ブランドショッピングが目的の方は、チムサチョイエリア:ペニンシュラアーケード・DFSギャレリア、セントラルエリア:ランドマーク・パシフィックプレイス、コーズウェイベイエリア:そごう、リーガーデン といったところ。ただし、香港のブランド物って 本当に安いがどうか、疑問。値段のチェックを忘れずに。
弐.香港人御用達ショッピングアーケード・・・香港人が多く訪れるショッピングアーケード。入っているテナントは、どこ もあまり代わり映えしないので、どれか1つに行けば十分。香港最大といわれているのが、MTR九龍塘駅に直結している「フェスティバルウォーク」。高級〜カジュアルブランドのほか、レインフォレストカフェやスケートリンクなどがある。黄大仙の隣の駅なので、寺見物の帰りにでもどうぞ。同じようなものに、コーズウェイベイエリアのタイムズスクエア、チムサチョイエリアのオーシャンセンターなどがある。
参.掘り出し物発見!? ショッピング・・・プライベートブランドや1坪ほどの個人商店などが並んだショッピングエリアで 掘り出し物を探すのも面白いかも。最近出現したのが、コーズウェイベイエリアにできた、コーズウェイプラザ。漢字で書くと、その名も銅鑼灣地帯。その他、モンコックエリアにも、いくつかそういったビルが存在する。また、中国資本のデパートというのも、掘り出し物の宝庫。コーズウェイベイエリアやジョーダン駅周辺にある。
四.やっぱり露店でしょ・・・あまりにも有名な女人街を代表とする、露店街。個人的には、男人街の方が好きなんだけど、「夜しか営業しない」っていうのが、旅行者を遠ざけてしまっている気がする。男人街は2つの顔を持つので、ちゃんと端から端まで歩きましょう。このエリアでショッピングする場合は、電卓持参。そして、言い値では買わな  い。これ鉄則。

5.見どころ
 はっきり言って、香港は「観光地」ではない。ショッピングと食がメインの楽しみとなるだろう。しかし、そんな中でも  いくつかスポットがあるのでしょうかいします。
い.ビクトリアピーク・・・香港に来て、ここへ来ない人はいないんではないかと思われるほど超有名夜景VIEWスポット。でも、通に言わせれば、昼間の景色の方がいいらしい。ビクトリアピークまでの足は、「ピークトラム」と「バス」の2通り。のぼりがピークトラムでくだりがバスがオススメ。時間があれば、ピークのレストランで食事をするのもいいかも。
ろ.ビクトリアハーバーの夜景・・・香港の夜景といえば、「世界三大夜景」として有名ですが、本当は香港島側から見るより、九龍半島側から香港島を見たほうがきれいなんです。なので、夜景スポットは、「スターフェリー」「チムサチョイのプロムナード」「インターコンチネンタルホテルのロビーラウンジ」などが良いでしょう。
は.黄大仙・・・香港でビクトリアピークの次に有名な観光スポット。道教のお寺らしいんですが、興味ないので行ったことないです。詳しくは分かりません。ごめんなさい。
に.リパルスベイ・・・香港島の南側にある、香港一のビーチ。日本人には考えも及ばない色彩感覚のマンションがそびえ立っています。のんびり過ごすにはいいかもしれませんが、特に何もありません。
ほ.スタンレー・・・香港で最も英語の通じる露店街です。さほど広くはないけど、白人比率が高く、カフェなどもおしゃれです。半島の付け根部分に位置するスタンレーは、露店街とビーチが通りをはさんで反対側にあります。
へ.タイガーバームガーデン・・・交通の便も悪く、狭い。

6.エクスカーション
A.マカオ・・・香港からフェリーで1時間ほど。香港よりも西洋(ポルトガル)の雰囲気が感じられます。英語も問題なく通じ、ポルトガル料理も美味しい。マカオは狭いので、移動はすべてタクシーでも問題ない。日本人が、マカオへ行く理由の大半は、カジノらしいですが、そのためだけにマカオにいくなんてもったいない。それだったら、スタークルーズで1泊して、カジノを楽しんだほうがいいです。
B.中国・・・香港の九龍半島は、すでにユーラシア大陸の一部であるから、とうぜん中国とは地続き。電車でもバスでも、中国へ行くことができる。ビザも必要なくなったし、タバコも香港の数分の1の値段。シンセンには、たくさんのテーマパークもあり、広州は、香港からわずか1時間半でいかれる中国。物価も極端に下がります。ただ、中国国境をまたいだとたん、英語が通 じなくなりますので、注意。

7.人と違った旅を目指して
ア.大仏を見に行く・・・香港にはたくさんの観光客が訪れます。まあ、大半はアジア人なんですが、西洋人も結構います。ロンリープラネットなどには大々的に紹介され、白人の観光客は多いのに、日本人がほとんど行かない観光スポットに、「ランタオ島の大仏」があります。緑多き島の中心部にある、「世界一」の大仏をぜひ。
イ.路線バスを使いこなす・・・西洋人観光客は良くみかけるのに、日本人観光客をほとんど見かけないゾーンに、もうひとつ「路線バス」があります。MTRが通っているエリアの移動には無理して使う必要がありませんが、香港島の南側や東側へ行くときには、タクシーもいいですが、路線バスを利用しましょう。オーシャンパーク、リパルスベイ、スタンレー、シェックオなどへ行く際には、ぜひ路線バスをりようしよう。香港島で最も分かりやすいバスターミナルは、セントラル駅。

8.香港に関するメモ〜雑記
 香港って、ホントは緑がたくさんの、自然豊かな街なんです。30階建て、40階建てのビルやマンションが林立するのは、ほんの一部分で、大半は山、また山の緑地帯です。そんな香港には、自然の歩く「トレイル」がたくさん整備されています。そんな香港の一面を観光客のみなさんにも知ってもらいたい、今日この頃です。




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