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2000.11.02 初のアワード航空券利用!台湾旅行B
 バジェットトラベルの実践記録を写真と日記で紹介します
BudgetTraveler's WORLD
コストパフォーマンス重視の個人旅行




昨年はJALでアメリカへ行き、そして今年はエールフランスで
イタリアへ行きました。そしてなんと2万マイルがたまったので、むりょうこうくうけんGET。
折角のアジア系特典なので、単純往復ではなく周遊を楽しみました。




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ちょっとはゆっくりさせんかい!!
 花蓮の空港は、かなり小さく、「ビル」って言うよりも「小屋」って感じ。昨日、台北を発つときに、一応帰りの飛行機も予約したんだけど、その予定時刻よりずいぶん早く着いてしまったので、別の飛行機をGETしよう。(台湾の国内線は、簡単に予約が出来、勝手に放棄しても問題ないらしい。)せっかくだから、行きとは違う航空会社にしようと重い、『復興航空』っていうのに決め、カウンターに進む。
 現在時刻、2時45分。あ、3時40分っていうのがあるから、それにしよう。ちょうど空港内もゆっくり見たいと思っていたから、ちょうど良いと思って、カウンターのお姉ちゃんに声をかける。このお姉ちゃんはさっきからずっと忙しそう。客の応対したり、トランシーバーで話したり。(もちろん、何話してんのかなんてぜんぜん分からんけど。)で、「台北まで1人」って言ったら、『この便でいい??』って言ってお姉ちゃんが指を指したのは、なんと、2時45分発の便。 え、えーと、今、2時45分なんだけど・・・。もうちょっとゆっくりしたいから、次の便がいいな〜って、つたない英語で言ったんだけど、『この便でいいわね??』って、結局押し切られてしまった。
 仕方なく、お金を払うが、ぜんぜんチケットとおつりをよこさない。もう、出発時刻はとっくに過ぎている。この後に、手荷物検査とかして、搭乗ゲートとかに行かなきゃいけないんでしょ?? 早くしてよー。と思っていると、待つ時間の長いこと、長いこと。結局4,5分待たされ、『出発時間が迫ってるから、急いでね?』だって。そこから歩いて数秒のところに手荷物検査所があり、なんてことなく通過。そしてそこはもう外。目の前に、飛行機が。それも、プロペラ機。ひ、ひえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!


プロペラ機って、ホントに飛ぶの??
 普通のジェット機の「揚力」の仕組みだって、頭では理解できてもイマイチ信用できないっていうのに、プロペラ機って・・・。とりあえず、前に進むの?? って感じ。 ま、いいや。なるように成れ。
      
 中は、左右2席ずつで、60席くらいだろうか。驚いたのは、後ろ向きの座席があること。離着陸時のGの関係から、普通の飛行機って、前向きの座席だけ。後ろ向いて座るのは、フライトアテンダントだけ。だと思っていたのに!! 座席は、カウンターのお姉ちゃんの粘りもあってか、ほぼ満席。若者が多い。離陸してしばらくして、機内サービスあり(右写真)。ただし、今度はジュースの選択はなし。そして、フライトにかかった時間(実際に飛んでいた時間)は、行きのジェット機が20分だったのに対して、帰りのこのプロペラ機は、30分。やっぱり少し遅いらしい。


初体験!日本語だ!
 機内アナウンスはもちろん中国語。たまに英語もある。日本語はなし。でも、これは当たり前で、日系でない航空会社で、日本発着便でない飛行機で、日本語アナウンスにであったことは無い。アメリカ系、アジア系のメジャーな航空会社でもそうだ。ところが! この復興航空のプロペラ機の中で、僕は日本語のアナウンスを聞くことができた。それは、「機体が揺れております。シートベルトをお締めください。」という旨のアナウンス。中国語、英語に続いて、日本語のアナウンスが流れた。台湾のドメスティックで、60人程度のフライトで、日本人が搭乗していることなんて、まれのはず。日本人が乗っているという情報があったから、アナウンス(もちろんテープだけど)を流したのか、それとも、いつも流しているのか?? 日本語が聞けて、かなりうれしかった。
 そして、台北上空をかなり低い高度で飛行機は飛び、(建物1つ1つが完全に識別できる!)松山空港に着陸した。はらはらどきどきの30分間だった。空港を出て、バスを広い、ホテルに向かった。

台北の路線バスはかなり便利
  私は、海外の街歩きでは、極力タクシーを使わず、路線バスを使うようにしている。この路線バスというのがなかなか曲者なのだが、台北の路線バスはかなりわかりやすい。ほとんどのバス停に、バスルートと全てのバス停名が書かれているし、通過するとおりの名前も書いてある。私はその中から民権西路を通過するバスを探せばいいだけだ。
 今日から2泊するお宿は、先日スーツケースを預かってもらっていたホテルサンルート。日系のチェーンホテルだけあって台湾人スタッフもみな日本語ぺらぺら。テレビはもちろん日本語チャンネルがたくさん映ります。おまけに朝食が和食のバフェ! 立地はちょっと良いとはいえないけれど、なかなか快適なホテルです。
      


 夜は夜市へ
 台北の楽しみは何と言っても夜市。ぶらぶら歩くのだけでも楽しいし、いい匂いにつられていろんなものをたらふく食べられる。そんな夜市をめざして、土林へ。週末というのもあって、すごい人です。ファミリーからカップル、観光客までいろんな客層の人がたくさんいます。日本で言う駄菓子屋みたいなのもありました。台湾に行ったら牛肉麺(ニョウロウメン)を食え!と会社の人に言われていたので、なんだかわからない屋台で牛肉麺を食す。う〜ん、美味しいけど・・・。
 
台北といえば故宮博物院
 翌日、ガイドブック片手にディンタイフォン(超有名なショーロンポーのお店)を探す。見つけたけど、やっぱり混んでいる。こういうときは一人旅をちょっと後悔。混雑した店で並んで一人で飯を食うのはちょっと・・・。ということで、ディンタイフォンをあきらめ、故宮博物院へ。
    
世界4大博物館に数えられるほどの博物院らしいが、あまり私の興味をそそるようなものは少なかった。翡翠とかが有名らしいが、「へえ〜、きれい。」のそれ以上でもそれ以下でもない。やはり私には文化的教養が不足しているのだろうか。

 台北の街でVCDを買う
 前に淡水で激安CDを見かけたので、台北でも探しました。ちょうど台北駅の南側が、予備校街・・ということで、若者向けの店が軒を連ねています。CD屋も発見。日本のCDも売っているし、良くわからないVCDも売っている。アジアはこのVDが広く出回っているのがうれしいところ。日本では、画質が悪すぎて流行らなかったらしい。CDもVCDも100ドルしない。ってことは、400円以下??いやあ、お得ですねえ。ついでにドラマのVCDでも仕入れるか・・ということでしばし物色。
    
予備校街ということで、食べ物も安い。私が入った上の店は、学食のようなシステムで、おかずが乗ったお皿がずら〜っと並んでいて、自分で食べたいやつを選んでトレイに乗せるタイプのお店でした。安くて、美味しくて、やっぱり学生街は良いです。

電車にも乗ってみたいな
 台湾最後の夜は、電車にも乗ってみたいなあ、ということで近郊列車に1駅だけ乗って松山駅へ。この駅前がもう一つの有名な観光夜市です。昨日の土林よりももっとローカルなまさに露天街と言った感じで、食べ物もたくさん売られていました。モツっぽい煮込みモノが美味かった。あれはなんだったんだろう。だって、結局メニュー読めないし、身振り手振りで会話してるから・・・。 帰りは、ちょうどホテルの方向へ行く路線バスが見つかったので、バスに乗って帰り、最後の夜を過ごしました。


台湾は、古きよき日本というかんじで、ここ数十年で日本が忘れてしまったものを今だ持ち続けているような気がします。中国人だから、何処へ行っても料理は美味しく、夜遅くまで夜市が開いている。そういった商魂逞しいエネルギーを持ちつつも、昔の日本人のような奥ゆかしさというか謙虚さを持ち合わせていて、なんとも居心地の良い滞在でした。台湾には、また近いうちに来ることになるような気がします。 ・・そんなことを思い巡らせながら、成田行きのキャセイパシフィック航空機の中で深い眠りにつく私であった。



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